No.632 ~No Comrade No Life ~(つぶやきの里⑧)

No Comrade No Life
 
先日、職場で起こった感動したことをつぶやきます。
 
ある日、話があるとスタッフに呼ばれました。
そこには、大勢のスタッフが集まっておりました。
利用者の誰かケガでもした?何かトラブルでも起こった?と
私の頭の中は嫌なことがめぐり、少しパニック気味に・・・。
 
するとスタッフが「お誕生日おめでとうございます」と
花束を渡してくれたのです。
あまりに突然で、先ほどのパニックとは別のパニックが・・・。
驚きとともに涙があふれて止まりません。
「日ごろの感謝をこめてスタッフ一同からです」
心が揺さぶられてしまいました。
「いつまでもキレイでいて・・・」と入浴セットもいただき、
大合唱の中、贈呈式は終わりました。
 
こんなこと一体いつから考えていたのかな・・・。
いつもチームワークがよくて、なんでもまとまる私たち。
でも、業務は忙しいし、そんな余裕もなく毎日きているのに
こんな準備いつからしてたの?!
まして、私の誕生日なんて誰が覚えててくれたのかしら・・・。
 
誰かを想い、誰かのために何かをすることはすごいことです。
スタッフの優しさと気配り、人を想い行動で伝えるこの力。
福祉の原点を見たような気がしました。
 
また、後日、私の机に封筒が・・・。
見ると、スタッフ一人一人の寄せ書きがありました。
私は皆をまとめ、見守る立場なのに、なんとよく
私を見つめてくれていたのかが伝わるメッセージばかりでした。
私の仕事ぶり、私の日常、私の体調まで触れてあるメッセージばかりです。
誰かを見守る立場になりたいと常々思って福祉の仕事をしてきた私ですが、
こんなに見守ってもらっていたとは・・・感動と安心感は計り知れませんでした。
 
ここに勤めて15年。様々なことがありました。
楽しいこともありましたが、悲しいこと、辛いこと、くじけたこと、
立ち向かう時にたった一人だったことが何度もありました。
でも今は、こんな仲間に支えられて自分は幸せだと
毎日、毎日感じています。
それは、ことあるごとに皆に伝えてきましたが、
今回は、スタッフの皆さんにやられてしまいました。
 
この「見守る」「支える」「想いを伝える」は大切なのです。
私たちは、誰かの心に触れる仕事をしているのだから。
 
この誕生日は忘れられない日となりました。
スタッフの気持ちが、心意気が嬉しかった。
かっこ悪くて、皆には言えませんが、実は、
家でも思い出しては何度も号泣してしまいました。
 
あのとき、涙があふれてきちんとお礼も言えなかった。
ありがとう。ありがとう。本当に嬉しかったです。
皆に力をもらいました。だから私は、もっと頑張れる。もっともっとやれる。
私を支えてくれてありがとう。
私を見守ってくれてありがとう。
共に向かう仲間になってくれてありがとう。
 
No Comrade No Life・・・苦労を共にしてくれる仲間なしでは人生はない
 
はまのお嬢