No.661 「リハビリテーション」を通して『自分らしさ』のお手伝い(さいはま園)

 今日はさいはま園での「リハビリテーション」についてご紹介します。私たちは単なる「機能訓練」ではなく、「障害があっても、持っている能力を活用し、利用者様が自分らしく生活すること」を目的に支援しています。それぞれの心身の状態をふまえて「リハビリテーション実施計画書」を作成し、それに基づいたリハビリを提供しています。


 主な内容としては

  ① 身体のマッサージとストレッチ

  ② ご自身で動かせる範囲での身体運動

  ③ 日常でできる事を継続するための活動

  ④ 日常生活用具の検討

 です。①②で身体をほぐして動かしやすくすることに加えて、介護が必要な利用者様の場合は、特に③④の生活に関わる視点を忘れず、日常でできる部分を継続することで身体機能を維持できるという考えのもと、働きかけを行っています。

「お気に入りの曲を聴きながらのストレッチ」。こころが動けば、からだも動きます
「お気に入りの曲を聴きながらのストレッチ」。こころが動けば、からだも動きます

 また、さいはま園では週に1回「じょんのびりテーション」として、様々な活動を提供しています。機能訓練員が相談員・生活支援員と協同し、季節のカレンダーや作品づくり、カラオケ、園芸、ゲーム等の活動を通して、利用者様同士が交流したり、楽しみや達成感を持ち、張り合いを持っていただけるよう活動しています。


 今後も、さいはま園の利用者様が、できるだけ心身機能を維持し生活できるよう、リハビリ内容も工夫していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

(作業療法士 永田)