No.1109 認知症ケアの研修会で、相手の良さを見つけ合う。前向きな考え方がケアの質の向上に直結することを実感。

 当法人では、今年度より新たな組織体制として「認知症介護指導者」を配置し、施設及び在宅ケアの質の向上に向けた取り組みを始めました。

 

 その取り組みの一環として、先日、当施設職員を対象とした「認知症ケア」に関する研修会を開催しました。研修のコーディネーターとして、認知症介護指導者の資格を持つ地域包括支援センターうのはな苑の荒井さん、そして人権意識向上委員会とのタイアップで企画しました。

 

 前半は、認知症ケアに関する職員アンケートに基づいた当施設の現状と課題について、参加者間で共有しました。そして後半は、分析結果から見えてきた課題の一つである「職場内でのコミュニケーション力の向上」について、実践を交えながら理解を深めました。

 

 「職場のみんなが気持ちよく仕事をするためのコミュニケーション術を学ぶことで、認知症のある方の理解を深めることができました」「物事の見方や考え方を変えるだけで、気持ちや印象が変わることに気づけました。他人の良い所を見つけられることで、ご利用者の方や職員同士の関係も良い方向へ向かっていけるのではないかと感じました」等々、参加したスタッフから多くのポジティブな感想が聞かれました。

 

 支援する私たちの「前向きなスタンス」が認知症ケアには必要不可欠です。これからもお互いの「いいところ」に着目していきましょう。スタッフの皆さん、これからもよろしくお願いします!

研修の後半。お隣同士で、互いの「良いところ」を見つけ、褒め合いました。
研修の後半。お隣同士で、互いの「良いところ」を見つけ、褒め合いました。
褒め合うことで会場内が和やかな雰囲気に包まれていきます
褒め合うことで会場内が和やかな雰囲気に包まれていきます
最後は全員で意見交換。いろんな価値観に触れました
最後は全員で意見交換。いろんな価値観に触れました