No.1175 「ひもときシート」を使った事例検討。認知症ケアに携わる「自分の現在」を、わかりやすく整理することができました

 しおさいの里ショートステイです。ご利用者様の個別支援に関するケース検討を定期的に行っていますが、今回は重度の認知症があるご利用者さんの支援方法について、関係職種間で検討を行いました。

 

 しかし、支援の方向性がなかなか見えてこない現状があったため、当地域包括支援センターに所属する認知症介護指導者のAさんに助言を求めることにしました。

 

 認知症ケアの実践場面を体系的に考えていく「ひもときシート」と呼ばれる道具を用いながら、自分たちのケア方法をふり返る作業を行いました。

 

 ひもときシートを実践して感じたことは、「認知症利用者への関わりについて、わかっていたつもりになっていないかと、常に意識していきたいこと」、「自分の関わり方やコミュニケーションの取り方などを見直し、認知症のある方がその人らしく生活するためのケアについて考えるなかで、もっと自分でも勉強しなければいけないこと」です。

 

 自身の認知症ケアに対する「ふり返り」を、今後のより良い介護(介助)に活かしていけたらと考える機会となりました。

(介護職員 赤井)

「ひもときシート」は認知症ケアに対する自身のなかにあった「モヤモヤ」した気持ちをすっきりと整理することができました
「ひもときシート」は認知症ケアに対する自身のなかにあった「モヤモヤ」した気持ちをすっきりと整理することができました