No.1209 サクサクと糸を通す感触。はにかんだ笑顔のなかに懐かしさを垣間見る。また、いっしょにやりましょう!(しおさいの里)

 今日は、先週の21日にしおさいの里で新たに発足した「クラブ活動」についてご紹介します。

 

 このたび、施設で生活されているご利用者さんから希望を伺い、「お針クラブ」なるものを結成しました。各丁目(ユニット)から足を運んでくださいました6名のご利用者さん。見事な針さばきで、手際よく作品を完成させていくご様子には圧巻です。同時に、会話も弾むことこの上なく、2時間を予定していた活動もあっという間に過ぎてしまい、延長戦に突入しました。

 

 その後は、お茶会をしながら今後の活動についての井戸端会議です。「楽しかったので続けてください」「週1回は多すぎかな」「気兼ねなく楽しむために、参加費を設けてほしいです」等々、たくさんの意見をいただきながら今後の活動継続が決まりました。

 

 ご利用者さんの生活の中に「楽しみ」と「笑顔」が少しでも増えるように、このささやかな活動を大切に育てていきたいと感じる最初のクラブ活動となりました。また、今後は地域のボランティアさんとの交流や、バザー品の作成などを通して、ご利用者さん、施設、地域とのつながりの輪がさらに広がるのではないかと期待しています。

 

 ちなみに、次回の「お針クラブ(仮称)」は、11月10日(木)午後2時から開催予定です。各丁目の皆さま、ご参加をお待ちしております!

(認知症介護指導者 荒井)

新たに始まった「お針クラブ」。職人たちが創り上げる一つひとつの作品が次々と完成すると、昭和の香りに包まれました
新たに始まった「お針クラブ」。職人たちが創り上げる一つひとつの作品が次々と完成すると、昭和の香りに包まれました