No.1275 記録の電子化で業務効率アップ。ういた時間で、もっとご利用者さんに寄り添い隊!(さいはま園)

 IT(情報技術)の普及に伴い、多くの業界で従来の「紙文書」中心の業務から、「電子化文書」中心の業務への移行が進むなか、福祉分野も例外ではなく、介護人材難を受けた国の方針として、「記録のデータ化」による業務効率の向上が人手不足を補う手段の一つとして推進されています。

 

 さいはま園におきましてもこの流れを受け、今年度より業務記録をデータ化すべく準備を進めてきました。このたび、機材やシステム等の体制が整ったことから、本日2月1日より電子化業務を本格的にスタートしました。

 

 記録をデータ化することにより、スタッフ間の「情報共有」をはじめとし、記録の「検索」や「分析」が簡単になります。また、体調や症状の変化などの詳細なデータをすぐ準備することができ、グラフなどの視覚化も容易にできますので、ご利用者様やご家族様をはじめ病院等関係者へは、わかりやすい説明が可能となるのではないかと思っています。

 

 加えて、これまではご利用者様個々の「ケース記録」やスタッフ間で情報を共有するための「申し送りノート」、そして「業務日誌」と数種類の書式に同じ情報を書き写す必要がありましたが、今後はパソコンに一発入力するだけですべての書式に自動的に反映させることができますので、業務効率向上にも大いに期待できます。

 

 導入直後により、一時的にご利用者の皆さまにはご不便をおかけすることもあるかもしれませんが、一日も早く軌道に乗せ、皆さまに寄り添える時間を少しでも増やしていきたいとスタッフ一同、想いを募らせています。

(生活相談員 田中)

本日、本格的にスタートした記録の電子化業務。画面で情報を共有するさいはま園のスタッフ
本日、本格的にスタートした記録の電子化業務。画面で情報を共有するさいはま園のスタッフ
ご利用者様の様子を入力するS生活支援員
ご利用者様の様子を入力するS生活支援員
こちらはK看護職員。健康状態をタブレットでタッチ入力
こちらはK看護職員。健康状態をタブレットでタッチ入力