去る8月1日、人権意識向上委員会にて、平成30年度「看取り研修会」を実施いたしました。
研修会では、「看取りとは~その人らしさを最期まで支援する~」「アセスメントシートの活用」「看取り期の身体的変化と実務支援」「偲びのカンファレンス」という内容をお伝えいたしました。
そもそも「看取り」とは「看病」などの行為そのものを表す言葉ですが、私たち施設が取り組むべきことは「最期まで尊厳ある生活を支援すること」を意味します。それは、私たちは利用者様の想いを伝える一番身近な最期の代弁者として、その方の生ききる姿を見届け、次につなげる専門職とならなければならないことを意味します。
正直、看取りは私たち職員にとっても大切な利用者様が、今にもあちらの世界に旅立とうとしているところを支援するわけですから、実は身体的にも精神的にも辛く、何かしてあげたいが、もうすでに利用者様の状態が何も受け付けられないというもどかしさや悲しさ、これでよいのかなどの迷いもあります。それでも、その方が人生の最期に「幸せだった」と、感じて頂けるお手伝いができればという想いで、皆で勉強し、これからも支援していきたいと考えています。
(障害支援課長 中村)
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