感染症対策委員会です。先月は10月下旬の2回に分けて、新型コロナウイルス感染症研修会を開催し、各部署・ユニットより合計で約50人の職員から参加していただきました。
研修では、当施設看護スタッフより「クラスター発生の事例から当施設での感染対策を考える」をテーマに講義を行いました。実際にクラスターが発生した高齢者施設の事例を通して、当施設で具体的にどのような対策が必要かについて考えました。
陽性者が発生した場合、通常の業務体制を大幅に見直すことが考えられます。生活や介護の支援には、当然ながら多くの人的な支援が必要不可欠です。その時の職員の出勤状況を踏まえ、優先する業務を明確化し、「自分たちは何をしなければいけないか」、「施設サービスを継続するための応援体制」、そして「応援職員が効率的に業務を引き継ぐことができる方法」を参加者間で意見を出し合いました。
今回の意見交換の結果を各ユニットに持ち帰るとともに、平時から応援スタッフ受入れ時のシミュレーションを実施できるように、日頃から話し合っておくことが必要であると実感しました。今後とも利用者の皆さまが安全に生活できる環境整備に努めていくとともに、体調に不安を抱えるスタッフが無理して出勤することがないよう、相談しやすい職場づくりを目指していきたいと思います。
(介護支援専門員 田中)
コメントをお書きください