No.2095 自らが望む、最期の医療・ケアについて話し合ってみました

 去る3月14日(金)、複合施設内合同による「人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)」に関する職員研修会を開催しました。

 

 この人生会議は、自分が望む医療やケアについて前もって考え、話し合う取り組みです。今回の研修会では、福祉の専門職として「意思決定支援の重要性を理解し、患者や利用者一人ひとりの価値観を尊重したケアを実践できるようになることを目的に企画しました。具体的には、「もしばなゲーム」と呼ばれるカードゲームを用いて、参加者が自身の人生の選択(人生の最終段階をどのように迎えたいか)について深く考える機会を体験してみました。

 

 ゲームを通じて、人生会議を「他人事」ではなく「我が事」として捉えることや、自身の価値観を整理するきっかけとなりました。また、参加者同士の対話も生まれ、それぞれの考え方や違い、大切にしている思いを共有する機会にもつながりました。

 

 今後も施設全体で人生会議の考え方を共有し、日常のケアの中に自然に取り入れていくことで、ご利用者にとってより良い意思決定支援ができる環境を整えていけたらと考えています。

 

(地域包括支援センター 小山)